特別支援教育の知識を活かした子育ての経験を通して、 みんながHAPPYになれる社会作りを目指す特別支援教育士まこママ先生です♪
前回このような記事を書かせていただきました。
ざっくりいうと、
悩みすぎなくていいよ!大丈夫!
という内容だったのですが、やっぱり食べてくれたほうが嬉しいし、より健康に良いのは確かです。
というわけで、おうちの方の気持ちに余裕があったら、
もう一度言いますよ、余裕があったら!
確認してほしいポイントと改善点をシリーズでお伝えします。
今回は「姿勢」です。
目次
実験1:背中を丸めて食事を食べてみよう
なんか顎に力が入りにくくありませんか?
そう、背筋を伸ばして食べると顎に力が入り、噛みやすいので食事がとりやすいんです。
そのため、育児書等ではよく「体に合った椅子や机を使いましょう」
というアドバイスがあります。
私もこれは同感です。
机椅子はあっていても「姿勢を保つこと自体が難しい」子がいる
ここで、姿勢を保つ上でもう一つ重要な観点をお伝えしましょう。
実験2:目をつぶって立ち、誰かに軽く押してもらおう
さてここで、バタっと倒れた方はいますか?
きっと「おっとっと」と言いつつも、倒れずにいたのではないでしょうか?
目を閉じていて、自分がどちらから押されるかわからなかったはずなのに。
これは筋肉が無意識下でも姿勢を保とうとする働き(専門的には「固有覚」という)によって行われています。
この働きのおかげで、多くの人は食事の場面に限らず色々な場面でその場面に適した姿勢をとることができるのです。
この「固有覚」という働きは、成長とともに発達します。子供がこけやすいのは、この無意識に姿勢を保つ働きがまだまだ未成熟だからとも言えますね⭐️
姿勢を保つ働きが未成熟だと、食事中に姿勢が崩れ、十分に食事ができなくなるのです。
姿勢を保つ働き(固有覚)を育てるために…
公園は最高の学習場所
固有覚を育てるためには、無意識にバランスを取ろうとする体験を積み重ねていくことが有効です。
OT(作業療法士)のグループが発表した資料によると、固有覚を育てるために有効とされる活動には以下のような物があります。
・すもう(手押しずもう、おしりずもう) ・バランスボール(乗ってバウンド&キャッチボール) ・重力に逆らって身体をつかう遊び(コアラごっこ、豚の丸焼き) ・動物歩き(くま、クモ、カエル、アシカ) ・ロープ遊び(ターザンロープ) ・座ったままで風船バレーやボール投げ ・机上作業(椅子に座って工作など)
子どもの育ちを応援する作業療法士の視点 より
こうやって聞くと、やらせなゃ!とか思うのが教員の性なのですが、難しく考えてはいけません。



こんな感じで思いっきり遊ぶこと!これが大事です。
特に公園はダイナミックに遊ぶことが可能だし、固有覚の育ちも確保できる上に、体を動かすことで、お腹も空いて、食べることへの意欲もアップする可能性あり!
ずっと子どもの公園に付き合っていると、何がこんなに面白いの?と思うくらい遊びこんでいる子がいます。
しかし、とっても大事な育ちなので、お家の方の体調が崩れない程度に、遊ばせてあげてくださいね❤️
では今回はここまで!次回もみんなでhappy!!
叱咤激励頂けたら嬉しいです♪