特別支援教育の知識を活かした子育ての経験を通して、
みんながHAPPYになれる社会作りを目指す特別支援教育士まこママ先生です♪
前回、朝の準備をスムーズにするために、2歳のこあこちゃんにこんなものを準備したとお伝えしました。

他にもこんなスケジュール表を作ってきました。
これらの書き方には私なりのルールが一応あります。
発達に特性や遅れがある方への対応について、学ぶ機会があった方にはなじみのあるものだと思いますが、教育関係に勤めたことがない方にとっては納得してもらえるルールだと思います。
最後までぜひご覧ください!
目次
子育てでもスケジュール表を作ろうとしたきっかけ
超慎重派のくひょおくん
我が家の第1子として生まれたくひょおくん。
さらに性格的にも新しいことに挑戦することが苦手で、遊びに行ったものの
10分で
ママ~帰ろう…
みたいなことがたくさんありました。
少しでも心の不安を減らして、活動に参加してもらえたらなぁ
そう思って、家でもスケジュール表を作るようになりました。
くひょおくんの性格についてはこちらに詳しく↓
くひょおくんだけでなく、他2人の我が子にも、職場で出会う子どもたちにも毎年何十枚というスケジュール表を作ってきました。
これらのスケジュール表で、参加は絶対無理だろうと思っていた行事や活動に参加できたことは数知れず…
次はこの子どもたちの強い味方「スケジュール表」の作り方のルールを説明します
スケジュール表作成のルール
その1 時系列に沿って上から下にやることをかく
世の中にはスケジュールを横に書いていくものもあれば、上下で順に書いていくものがあります。
しかし、子どもにスケジュール表を作る時は原則上から下にしています。
スマホのスクロールは上下で、TVの番組表とかも上下で時系列が並んでいます。
おそらく、「順番に」という点において上下に並べることが人間の認知の仕方に合っているということではないかなぁと思っています。

その2 選択肢をあげるときは横に並べて書く
スケジュール表の中に選択肢を準備しておくことはとても大事だと思います。
人間は自己決定ができることで幸福度が高まります。
詳しくはこちら↓
神戸大学の教授と同志社大学の教授による研究によると、20歳以上70歳未満の男女を対象にアンケート調査を実施した結果、所得や学歴よりも「自己決定」が幸福感に強い影響を与えていることを明らかになった。
https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2018_08_30_01.html
「これをしなさい!」「これをしなきゃ!」
だけではなく、
「これか、これか、これをすればいいよ」
と活動に幅を持たせることで
自分が決めた活動に向かって頑張ろう!
と意欲を高めることに繋がると思います。
ちなみに最近見つけたこのメモ

「終わったら何がある?」の項目がきちんとあります。素晴らしいですね。
下のサイトより、(株)おめめどう!様の他の商品も検索できますよ。
一読の価値ありです!↓
https://omemedo.ocnk.net/product/910
その3 必要に応じてイラストや写真をつける
先の選択肢にもかかわる話なのですが、
大学の時に担当教授に言われてとても印象に残っている言葉があります。
それは、
「あなたは『子どもが選べるようにする』と簡単に言うけど、選択がどういうものかわかっているの?」
という言葉です。これには続きがあります。
「ここに、赤い蛇口と青い蛇口がある。一つはおいしい水が、もう一つは毒ガスが出てくるようになっている。さあ、どちらかを選んでください」
「この説明に『選ぶ』という言葉はあるが、これは選択ではない。博打だ。」
「選択とは、「赤い蛇口から水が、青い蛇口から毒ガスが出てくる」を伝えてから、どちらを選ぶか?ということだ」
説明書も一緒です。
どんなに言葉でやることを決めて伝えても、その意味を子どもが理解できないものなら、
スケジュール表の作成は意味を成しません。
文字だけでは活動のイメージがわきにくい子にはイラストや写真をくわえることで、ぐっと活動がイメージしやすくて、先が見通しやすくなりますよ♪
ちなみに加えるイラストでおすすめが以下の2つ
いらすとや:https://www.irasutoya.com/
ドロップレットプロジェクト:http://www.droplet.ddo.jp/
2つとも無料でダウンロードが可能という便利さ!
そして使うたびに、こんなシンプルに絵で伝わるんだぁと感じます。
(決して簡単な絵ということではないです。その言葉を象徴する点はどこか?を分析できているからこそ、シンプルな絵で説明が伝わるんです)
過去に作成したのスケジュール表
これらのルールを使って書いてきた一部が以下の通りです。
見るたびに、それを作った時の状況を思い出し、感慨深いです。

さぁ明日もみんなでHAPPY✨
叱咤激励いただけると嬉しいです。