特別支援教育の知識を活かした子育ての経験を通して、 みんながHAPPYになれる社会作りを目指す特別支援教育士まこママ先生です♪
食事シリーズが続いています。その中で、我が家のアイドル、こあこちゃんが偏食大王であることをお伝えしてきました。
こあこちゃんについてはこちらへ↓↓
さて、前回の記事
の中で、
子どもの偏食を減らすための具体的な方法パターン3つ
- その食べ物に害がないことを知る
- 得意な食べ物や調理方法から慣れていく
- 食事をすることを楽しめる環境を作る
をお伝えしました。
目次
我が家の偏食克服奮闘記(超道半ば 笑)
今回はそれぞれについて、我が家の奮闘ぶりをお伝えします。
導入難易度と克服期待度はまこママの独断と偏見です。
悪しからず…
①その食べ物に害がないことを知る
家庭菜園にチャレンジ
小学校でミニトマトを育てたことがある人は多いのではないでしょうか?
これは「植物の成長を知る」という目的もありますが、食育の点においても有効です。
親が怖い顔して、酸味のある赤い物体を出されても食べる気にならないかもしれませんが、
苗を植えて、大きくなって、花が咲いて、枯れたと思ったら、緑の実が出てきて、
毎日見るけどなかなか色が変わらない…
と思っていたら、
「あ!1つ実が赤くなってる!!」
その時の感動はやっぱり大きいです。
ということで、トマト嫌いな こあこちゃんのために、
我が家はこの夏家庭菜園始めました。
最初は見ているだけだった こあこちゃん。
でも8月も終わりに近づいた今、赤い実を自分で収穫し、「お弁当に入れて」とお願いしてくれるようになりました。
「今日お弁当、トマト食べれた!」そう言って誇らしそうな こあこちゃん
可愛すぎます💛
※もともと家ではトマトは全く食べませんでしたが、給食では5割方食べる子です。
完全拒否ではない状態からのチャレンジだったことをご了承ください。
導入難易度 ★★★ 克服期待度 ☆☆★
②得意な食べ物や調理方法から慣れていく
スナック菓子風に
勤務する特別支援学校の児童生徒の食事指導のためにいろんな研修を重ねている中で見つけた資料がこれ↓↓
資料の中で、食感が似たものなら、食べられるものがあるのでは?という提案があり、
こあこちゃんは、せんべいとじゃがりこが大好きなので、揚げ物系はいける!
と踏みました。
元々別の調理で食べることもあったかぼちゃ、人参&玉ねぎは早々にクリアしたので、
最後にチャレンジしたのが頑なに口にしない、
ピーマンにチャレンジ!!
輪切りにしたピーマンをてんぷらにして、お腹がすいたときに出しました。
すると…

た、たべたー―――!!!
偏食で、ポテトチップスは食べる、という子どもは多いと思います。
サクサクっとした食感が好きなら、揚げてみるのは一手です。
食べなかったら、親がおいしくいただきましょう♪
えっ?ダイエット中?明日からです笑
もし一度でも食べられたら、誉めてあげられますし、本人も自信がつきます。
今はすっごくお腹すいていて、炒めたものを親が食べさせてあげれば食べる…という段階まで来ています。
先の資料は、発達障害のある子を想定して作られたものですが、
偏食があるどのお子さんにもヒントになりそうなものばかりです。
悩んでいるなら一読してみてください♪
導入難易度 ☆☆★ 克服期待度 ☆★★
③食事をすることを楽しめる環境を作る
給食パワーと笑顔のパワーを信じる
宗教的かもしれませんが、やはりこれは捨てきれません。
幼稚園に通う前、こあこちゃんは本当に偏食がひどくて、給食はとっても心配だったのですが、
懇談では「積極的ではないにせよ、どんなものでも食べようとしていますよ」
と担任の先生から伝えられました。
未就園児のお子さんを育てている方は、お子さんの偏食が心配でたまらないと思います。
その分、保育園&幼稚園の先生の多くはそんな子たちを毎年受け入れていることになります。
そして先生方は焦っても仕方がないこと、みんなで食べることの楽しさを知っています。
幼稚園&保育園に丸投げ!というと聞こえは悪いですが、
それぐらいどーんと構えていましょう。
家庭での食事の一番のスパイスは「おうちの方の笑顔」です。
これはメンタル的な話ではなく、脳科学的にも、食事の最中の感情は強く記憶されることが分かっています。
その証拠に、大人に対して今までで美味しかった食べ物を聞かれると、実質的に一番おいしかったものより
・貧乏だった時に上司がおごってくれたラーメン
・小さいころに家でよく食べた味噌汁
・失恋したときに友達が励ましつつ出してくれたスパゲッティ
みたいに、強い感情とともに食べたものを挙げる人が多いです。
どんなに上手にお料理しても、おうちの方が激おこぷんぷん丸だったら、美味しくは感じません。
「あら~食べないか。じゃあ私たちが食べちゃおう!う~ん、おいしい」
「今度は一緒に食べたいな」
そうやって笑顔で終わるのが、偏食を減らしていく可能性がやっぱり一番高いと思います。
こあこちゃんはこの夏、それで
「みかんの缶詰」「パイナップル」がたべられるようになりました 。
とっても美味しそうに食べる兄二人のおかげです。
導入難易度 ★★★ 克服期待度 ☆★★
おうちの方が好きな物を食卓へ
色々偏食の克服法を考えてきましたが、我が家はまだ道半ばです。
こあこちゃんよりもっと偏食が多い子には参考にならなかったかもしれません。
それでも、
聞いたことのない言葉を話すことができないように
見たこともない食べ物や料理は食べることはできません
お子さんが食べないからとすべてを排除せず、
お子さんが絶対食べないであろうものでも食卓に出すことは大切だと思います。
そして大切なのはそれが親御さんの好きな物であることです。
親御さんが無理して食べているものを、お子さんは自分も食べようとは思いません。
おうちの方の心が元気になるためにも有効です。
ぜひ、親子で食事が楽しい時間になるように
一緒に頑張りましょう♪
では、あしたもみんなでHAPPY
叱咤激励いただけたら嬉しいです。