子育てアプリの紹介

コミュニケーションアプリは言語発達を阻害?違うと思う理由解説


特別支援教育の知識を活かした子育ての経験を通して、 みんながHAPPYになれる社会作りを目指す特別支援教育士まこママ先生です♪

超便利!なコミュニケーションアプリたち

私の勤務する特別支援学校では、発語が少ないお子さんがいます。
彼らとコミュニケーションをとるために、
これまでは、印刷したイラストカードや写真を使っていましたが、
最近はこんなコミュニケーションアプリを多用しています。

絵カード•コミュニケーション絵カード•コミュニケーション
コバリテ•コミュニケーションコバリテ•コミュニケーション
こえとらこえとら

 

写真も使えたり、音声も出たり。すごく便利です。

コミュニケーションアプリを使うときの心配

コミュニケーションアプリを使うと、もう喋らないのでは?

しかし、コミュニケーションアプリの導入を勧めると、必ず言われることがあります。

それは、
「こんなものを使うと、使うことが当然になってもう喋らなくなるのでは?
という心配です。

今回の記事では
コミュニケーションアプリを使用することに抵抗のあるおうちの方・先生方
に向けて

この心配の解消とアプリの使用による効果をお伝えしたいと思います。

人はなぜ話すのか

まず本題に入る前に、「人はなぜ話すのか?」を考えてみましょう。

相手に伝えたいことがあるから

「〇〇ちょうだい」「暑いよ」「手伝って」「頭が痛い」…
など、話すことで人は相手に自分の思いや考えを伝え、自分の生活を豊かなものにします

もしある人が話をしないとしたら、相手は
「何が欲しいの?」
「この室温で大丈夫かな?」
「何か困ったことがあるのか?」
「体は元気なのかな?」

とわからないことだらけで、対応することもできません。

赤ちゃんの相手が難しいのはまさにこれが原因です。

だって赤ちゃんは
「泣く」
という行動のみで、自分の快不快を伝えるしかないのですから。

赤ちゃんが
「お腹すいたの、おっぱいちょうだいよ」
「おむつ、気持ち悪いんだけど、変えてくれない?」
「眠いんですけどーーーー」
なんて喋ってくれたら、親はどれだけ楽でしょう?

ちなみに私は、産後しんどくて余裕がなかった時に、6か月の息子に向かって
「何してほしいか、言ってよ」
って叫んでました。(汗)

言葉の発達は、相手に伝わると「嬉しい!」「便利!」の気持ちが土台

言葉の発達について学ぶとよく「共同注視」という言葉に出会います。
子どもと大人(親や先生)が同じものに注目することで、それによってその物の名前や状態を表す言葉を覚えていくのです。

「あっ、お水冷たいね」
「あっ、ワンワンいたね」
「あっ、パパ帰ってきた!」

どの言葉を学ぶにも、それぞれ水・犬・パパに注目できていなかったら言葉は身に付きませんよね。

つまり、共同注視の力がゆっくり育つタイプのお子さんはその分言葉の学習もゆっくりになりやすいということですね。

共同注視の力が十分に育っていないのに、言葉だけをお経のように伝えても、有意味の言葉として身につくことはありません。

「相手と同じものに注目できる」
これが言葉の発達には絶対的に必要な段階ということになります。

コミュニケーションアプリを使うと、写真やイラストを通して同じものに注目できます
また、相手に自分の思いや考えを齟齬なく伝えられます

だから、話す前に伝えられることの意味を感じるには非常に有効と言えるのです。

人は本能的にラクをする

ハイハイはずっとしない

そして、強調したいのは
人は不便なツールをわざわざ使うことはしない!ということです。

例えば、はいはいができるようになれば、赤ちゃんは同一の階なら移動に困ることがあまりなくなりますよね。そして抱っこもしてもらえる。

でも、必死に歩こうとします。
なぜか?

それは歩いたほうが圧倒的に便利だからです。

歩ければ、今までよりも高いところに手が届きます。
階段も昇り降りできます。

しかも、はいはいより簡単にできる!
(四つ這いになって歩いてみてください。結構きついですよ笑)

言葉をつかえると便利!

言葉も考え方は一緒です。

「棚の上のお菓子が欲しい…」

そう思ったときに、発語がない子がそれを伝えるのは難しいです。

でも、もしコミュニケーションアプリで伝えられたら…

「ああ伝わってよかった!」「こんな風に言えばいいんだな」
と学べます。

そして多くの子は、もっと伝えやすくするにはどうしたらよいだろう
と本能的に考えます。

この試行錯誤の時期に発語のモチベーションが高まっていきます。

それでも発語をしないのなら、その子にとって発語は構音上非常に難しい行為であるということだと考えられます。

決して、アプリを使ったから喋らなくなったのではないのです。

発語に悩んだら

言語聴覚士(ST)に相談

それでも言葉の発達に悩んだら、言語聴覚士(ST)に相談してみましょう。
お住まいの地域の発達相談の窓口に行くと、その地域でSTに相談できる期間を紹介してくれます。

理学療法士はリハビリでもよく聞きますが、言語聴覚士はあまり聞きませんよね。

言語聴覚士はことばや聞こえなどのコミュニケーション機能に問題がある方、食べること・飲み込むことに問題がある方に対して専門的なサービスを提供し、支援する専門職です。コミュニケーションの問題は多岐に渡ります。一般社団東京都言語聴覚士会 HP

一人で悩んでいると、いい考えは思い浮かびにくいです。悩んだら、いろんな人の力を借りましょう♪

次回以降は、具体的にコミュニケーションアプリを紹介できればと思
います♪
では

では、あしたもみんなでHAPPY

叱咤激励いただけたら嬉しいです。